新規就農をサポートします

酪農や広尾町に限った話ではありませんが、経営者の高齢化や後継者不足などが全国的に課題となっています。これからも安定した生産を続けていくためには人材の確保・育成を行っていくことが重要です。

JAひろおでは、広尾町内において、新規就農を行おうとする意欲のある方を募集しています。経営の基礎が安定するまでの奨励金や、その他支援制度もございます。

新規就農を行いたい人たちのためにJAひろおは全力でサポートをしてまいります。

新規就農までの道のり

JAひろおにご相談

まずはご連絡いただき、経験や就農希望時期や不安に感じている点、自分がどんな農業をやりたいかなど、お話をお伺いいたします。

② 新規就農研修

未経験から新規就農するためには、広尾町内の酪農家のもとで最低2年間程度の実習が必要となります。ただし他町村の経験があれば3ヶ月のみの実習で結構です。受け入れ可能な実習先についてはJAひろおで斡旋・紹介させていただきます。経験がない方でも問題はありません。

③ 就農可能な場所の確保

就農可能な場所(離農跡地等)を実際に見学して頂き、将来的な施設の位置や作業形態から最も適した場所を選定していきます。就農可能な場所については、就農希望者に対してJAひろおから紹介させていただきます。

④ 投資計画や経営計画の立案、補助・借り入れの申請

安定した経営を行うための投資計画や経営計画を立案していただきます。その後、計画が達成可能かどうか、JAひろおや役場などによる審査を受けていただきます。また、必要に応じて新規就農に向けての各補助事業等や資金借入などの申請・審査を行っていただきます。

⑤ 施設の改修と農地の整備、乳牛の導入

就農する場所にもともとあった古くなった施設の改修や、新規で導入する設備の発注作業、乳牛の導入など運営するための準備を行っていきます。

⑥ 就農開始

準備が終わりましたら、晴れてオーナーとして新規就農開始となります。就農してからはいろいろな問題や課題が発生することもあるでしょう。そのようなときはJA職員や近所の先輩方のチカラを借りながら、一人前の酪農家を目指し、経験を積み重ねていきましょう。

支援制度一覧

農地保有合理化事業及び農場リース事業
農地保有合理化事業及び農場リース事業により、農地等の賃貸借期間(5年以内、特別な事由の場合は5年以内の延長)または農業経営強化法による利用権設定期間内5年間にかかる賃貸料2分の1の相当額を交付致します。
農業制度資金の利子補給
農業制度資金(個人7千万円、共同法人1億円を限度)の貸付利率3.0%を越える部 分について5年間利子補給を実施します。
固定資産税分の助成
固定資産税の相当額を限度として3年間交付致します。
JA畜産経営継承事業
JAが施設や家畜を取得し、国からの補助金を受け、残存価格で新規就農者に貸付致します。
農業次世代人材投資事業
経営開始型…経営開始1年目~3年目は150万円、経営開始4年目~5年目は120万円を定額で交付。
畜産クラスター事業
農作業機械の取得の際に、国からの補助金(最大半額)を受け、残存価格でリースにより新規就農者へ貸付されます。

新規就農における条件

基本的には以下の要件を満たしている方となりますが、まずは一度ご相談ください。

  • 生活向上意欲と優れた経営の能力を、有していると認められること
  • 受け入れ市町村と農協等の推薦があること
  • 家畜飼養の実習を2年以上で、うち町内の農場による実習が3ヶ月以上従事した経験を有すること
  • 年齢がおおむね40歳以下であること
  • 夫婦またはカップルであること
  • 経営規模に見合った営農資金等を携行できること
  • 当該地区における平均経営規模以上の経営を営むことが、確実と認められること